オカリナのための8つのディビジョン

の楽譜はジョン・ウォルシュが1706年と1708年に2巻にわたって出版した「The Division Flute」から8つのディヴィジョンを植田篤司氏がオカリナ用にアレンジしたコンサート向きの曲集です。 ディヴィジョンとは17世紀～18世紀のイギリスで好まれた演奏スタイルで、グラウンド・バスと呼ばれる反復のベースライン上に繰り広げられる変奏曲のことです。主題にはグリーン・スリーブスなど当時よく知られたイギリス民謡や楽曲の旋律が用いられました。 　旋律を演奏するオカリナはSG、SF、ACのどの楽器でも演奏が出来るように、またグラウンド・バスはBCで演奏が出来るように編曲されています。 二重奏としてももちろん楽しめますが、ギターやリュート、チェンバロ、ピアノなどの伴奏を加えると一層演奏が際立つことでしょう。本書は1曲目から順に8曲を通して演奏すると組曲のようになるよう構成されています。 　コンサートレパートリーとして、本格的なクラッシクの演奏をしてみたい方、演奏技術の向上を目指す方、バロック音楽を勉強したい方などに向いています。

【収録内容】