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定価:1,400 円
BAND415 (bn-111)
スコア/A4版19ページ(大譜表版、ギター版)
パート譜/リコーダー、リュート(タブラチュア)
エルンスト・ゴットリープ・バロン(1696-1760)は、ドイツのリュート、テオルボ奏者、作曲家です。14歳ころからリュートを学び始めたバロンは音楽家としての頭角を現し、家業の金モール職人を継ぐという周囲の期待に反して、有能なリュート奏者として活躍していきます。
バロンは、1719年から1728年にかけて、ハレやケーテンなど、各地の宮廷でリュート、テオルボ奏者を務めました。ケーテンでは、11歳年長のJ.Sバッハと何らかの交流があったものと思われます(J.Sバッハのケーテン時代は1717-1723)。
その後もドイツ各地を訪れたバロンは、1737年ころからプロイセン皇太子フリードリヒのもとでテオルボ奏者を務めます。皇太子が、フリードリヒ2世(フリードリヒ大王)として即位後は、64歳で没するまでプロイセン王立音楽協会のテオルボ奏者として仕えました。同時期に、フリードリヒ大王専属のチェンバロ奏者として、J.Sバッハの次男C.Ph.Eバッハが在職していました。
バロンはバロック時代最大の作曲家テレマンとも交流があり、テレマンが1728年から1729年にかけて出版した大作『忠実な音楽の師』に、S.Lヴァイス(1687-1750)とともにリュート作品(組曲ト長調)を提供しています。
この作品「リコーダーとリュートによる協奏曲(Concerto a flauto dolci, au luth)」は、オブリガートリュートにリコーダーと同等の存在感を持たせていることから「協奏曲」と冠されていますが、実際には、緩-急-緩-急の教会ソナタです。
現存している資料は1728年から1733年頃に書かれたパート譜形式の写本だけです。リュート譜はタブラチュアで書かれています。タブラチュアはその楽器を演奏できる人しか作成できませんが、タブラチュアを五線譜に書き直すことは可能で、本書では五線譜に書き換えています。リコーダーパートに高度な技巧を要求している部分はなく、フルートやオーボエなどの楽器でも楽しめます。※リコーダーとギター版付(ギター監修 / 小田良一)